『西洋文学―理解と鑑賞』
阪大文学部の先生方の共著が出版されました。フランス文学研究室の先生方が担当された箇所を記しておきます。
和田先生:
●第5講 書簡体小説と視点
フランスにおける書簡体小説の興隆 / 書簡体小説の特性 / 書簡体小説の形態 / 視点の問題
●名作味読セミナー:スタンダール『赤と黒』
『赤と黒』の生成 /「赤と黒」とは?/ 心理小説から社会小説へ / 小説の技法 / 幸福論としての『赤と黒』
山上先生:
●第7講 西洋文学のなかのキリスト教
悲劇的世界観―パスカルとラシーヌ / キリスト教批判―ヴォルテールとディドロ / 芸術表現の素材としてのキリスト教―フローベール / 新たな救いの観念―ミシェル・トゥルニエ